身に着けた女性は皆、華やかな気持ちになり、自然と物語のヒロインのような笑顔になる。
そんなとびきりガーリーな世界観の中に作り手のこだわりがたっぷり詰まった、今、人急上昇中のアクセサリーブランド『sugar me』さん。
今回は、決して素顔を明かさないちょっぴりシャイなデザイナー、meiさんの秘密に迫ります。
まず始めに『sugar me』さんのコンセプトについてお聞かせ頂けますか?
このネーミングには「女の子に可愛いものを身に着けてキラキラして欲しい」という意味合いが込められています。
「sugar」は私の中で甘くて可愛いものの代表というイメージ。
「me」っていうのは私自身の事ではなくて「女の子」というものを表していて、
より可愛いモノを女の子に届けたいとの想いで、アクセサリー作りを重ねています。
一目見て可愛いと思う作品ばかりで、数多くの作品のどれを見ても気持ちが華やかになりますね。
何をきっかけにアクセサリーを作ろうと思ったのですか?
制作自体は7年くらい前からなのですが、始まりはショッピングをしていた時、自分好みの可愛いアクセサリーが売ってなかったから(笑)
それならいっそ自分で作ってみようかと思い立ち、趣味で始めてみたのがきっかけです。
それをフリマアプリ等に出してみたら買ってくれる方がいて、
「また買います!」、「再販無いんですか?」と嬉しい声を頂くうちに気付けばブランドとしての形を成していました。
無いならば作ってみようと思えるのはすごい行動力ですね!
いえいえ、本当たまたまなんですよ(笑)
もともと自分に自信が無かったんですけれど、その後初めて大型イベントに自分の作品を出展した時に今までの何十倍もの人に見てもらえたのが嬉しくて、一つの自信になりました。
「やってみたい」が「想いを形にしていこう」に、そして「やるからにはしっかりやろう」と次第に変化していったんです。
だからファンの方々にブランドや私を育ててもらっている感じです。
それでもmeiさんには多くの固定ファンやリピーターがいらっしゃいます。
始まりはご自身の為だったとしても、こうして確かな支持を得ている理由はご自身ではどうお考えですか?
徐々にファンの方がついてくれるようになってからは、とにかく感性を育てることを意識してました。
自分の知識やセンスだけで作るには限界があったので、他のアクセサリーを真似するのではなく、
綺麗な衣装を見たり、雑誌などの可愛いカットを見て、カテゴリーの違うソースから引き出しを増やして、自分のデザインに落とし込んだり。
自分の中からだけでなく外からも「可愛い」を取り入れて自分の作品を作ってきたからこそ、現在進行形で進化し続けるんですね。
そんなインプット・アウトプットのサイクルの中、これまで数多くの作品を生み出しては手に取ってもらって来たと思いますが、
その中でも特に喜びになる瞬間はどんな時ですか?
もちろん作品が出来上がった時に良い手応えを感じるのも醍醐味だと思います!
でもそれよりもSNSやメール等で、「この前買ったアクセサリーつけました!」と言ってくれたり、着用写真をSNSに載せてくれたりすると、
『sugar me』というブランドの想いが届いたんだと改めて感激も一入ですね。
可愛いアクセサリーを作るのがゴールでは無くて、アクセサリーを身に着けた方がお洒落を楽しんでくれるのがゴールなので。
meiさんが作品を制作する中で特にこだわっている部分や、変わらない部分はありますか?
実際に身に着けた時にその女の子が幸せな気持ちになってくれたりとか、笑顔になってくれるところまで想像して作る、という部分は意識していますね。
例えば「可愛い」ディティールはもちろん、それだけでなく「着け心地」なんかもかなり拘ってます。
耳と密着する部分の面はなるべくツルツルにしたりとかして違和感無いようにしたり、
痛くならないよう、国内パーツのサイズが合わない時は輸入をしてでも制作したりもしてます。
アクセサリーは可愛いけど着ける心地が悪いとかだと、どうしても敬遠されてしまうし、着けてくださる方も笑顔なれないので!
改めて細やかな着け心地まで徹底している姿勢と、それを反映した作品作りは本当に頭が下がります。
目の前にいない相手を思ったり、気配りってできるようでなかなか出来ないことだと思うので。
先ほども少し触れましたが自分に自信がないんですよね、昔から(笑)
そして目の前の人や周りの人が何を考えているんだろうと考え過ぎちゃうんです。
でもだからこそ、作品を作る時も人が何を求めてるかを察して無意識的に、デザインや着け心地もこういう感じの方がいいのかな?と考えて制作出来ているのかも知れませんね。
meiさんご自身も素敵なので、作品にも是非自信を持って頂きたいですけどね(笑)
でも、その「自信がない」という一見マイナスに見えるmeiさんのポイントがあるからこそ、本当の意味で女の子が「可愛い」を心から楽しめる作品を作ることが出来るのだと分かりました。
ありがとうございます、そう言ってくれると嬉しいです!
逆に変わったなと思うことはありますか?
若い頃って歳を重ねたら落ち着かないとけないとか、服装もシンプルにしなくちゃいけないとかそういう固定概念があったんですよ。
でも、いざ自分が年を重ねてみると若い頃とお洒落に対する気持ちが変わってなくて、別に自分を抑えて無理にシフトチェンジしなくてもいいのかなと思うようになりました。
だからこそ自分の「可愛い」という感覚も大切にしたいし、幅広い世代に『sugar me 』を手に取ってもらえたら嬉しいと以前よりも増して思うようになりましたね。
これからチャレンジしてみたいことや今後の展望があればお聞かせください!
今までアクセサリーしか制作してこなかったので今後はカバンやポーチとかの布ものにも挑戦したいと思ってます。
既に何個か作ってはいるんですけど、アクセサリーがメインのブランドなので両立はなかなか難しいです(笑)
でもアクセサリーに合うような作品をもっと作れたら、より『sugar me』でトータルに女の子が「可愛い」を楽しめると思うので形にしていきたいですね。
素敵な作品心待ちにしてますね。
それでは最後に『arne』の読者に一言お願いします。
お洒落を楽しみたい女性はもちろん、ただ置いてあるだけでもインテリアとして可愛い写真が撮れたりしますので、「可愛い」を身近な生活のお供にしてもらえると嬉しいです!
meiさんの想いをアクセサリーが代弁し、「可愛い」で多くの女性を虜にしている『sugar me』。今後の作品にも目が離せません。
ブランド:sugar me
デザイナー:mei
通販サイト:sugar me online (thebase.in)
URL:[Instagram]sugar me(@osatou_otome)
[Twitter]sugar me(@osatou_otome)
“romantic & girly”をコンセプトに、大人になった少女の’自分を甘やかすアクセサリー’を製作しています。
自分に自信のない女の子の、お守りのようなアクセサリーになれますように。